寺の前身は、1644〜1648年(正保年間)に下市川村(八戸市市川町)に建立された願叶庵(がんじゅあん)と、上市川村(五戸町上市川)に建立された願叶寺(がんじゅじ)。
山号は誓現山(せいげんざん)で、開山はどちらも知含(ちがん)和尚とされる。
寺の前身は、1644〜1648年(正保年間)に下市川村(八戸市市川町)に建立された願叶庵(がんじゅあん)と、上市川村(五戸町上市川)に建立された願叶寺(がんじゅじ)。
山号は誓現山(せいげんざん)で、開山はどちらも知含(ちがん)和尚とされる。
1880(明治13)年、願叶庵は山号を市川山と改称して新たに出発。この時を開創とする。初代住職には青山智山(ちざん)上人が招かれた。やがて庵から寺への昇格を願う機運が高まり、地元の有力者らが畑や土地を寄進した。
1882(明治15)年には願叶寺と統合し、双方の伝統を受け継ぐ市川山願成寺として、現在地に移転した。
現在の本尊は、開創にあたって盛岡の大泉寺から寄贈を受けた阿弥陀如来。庵時代からの本尊は、現在堂内に安置されている。これらの経緯は青山上人直筆の「遷仏記」に詳しい。
1984(昭和59)年に大本山の清浄華院(しょうじょうけいん、京都市)で法要した際に、その縁により、光明寺(京都市)から十六葉菊紋を配した旧山門を拝領し、境内に移築している。